~ 日々の愉しみのメモです ~

5/25高崎「高崎まちなか寄席7 高崎扇亭」。

 会場の斜め向かいに「足湯」。群馬県内の温泉からお湯を運んできているそう。5分くらい浸かっただけで、ホカホカ〜。おススメです。
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鯉八 転失気 ←緑青色の着物が背景とほぼ同色。忍びの者か? 鯉八さんは、忍者コントの衣装が似合うと思うよ! 楽しい「転失気」。 表情がイイ!
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夢吉 強情灸 ←もう全力。顔ヂカラがスゴイ。 お灸を据える人の言葉遣いが面白いな。助六師匠のケメ子さんの地方の言葉とちょっと似ているかも。
花助 悋気の火の玉 ←ふわふわふわふわ。とってもイイ! 花助さんはどこで聴いてもいつ聴いても、ブレないなぁ。
〜仲入り〜
まねき猫 テレビショッピング
助六 春雨宿 ←ケメ子さん!
人形噺(助六、花助、夢吉) ←ナイスチームワーク! 楽しかった〜!
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※高座のセッティングの関係か、当初は助六師匠による「あやつり」の予定が、花助さんと夢吉さんを加えたお三方での「人形噺」へ変更になったそうです。

 「人形噺」は、三人羽織とでも言うのかな? 文楽人形の形。 花助さんが右手を、夢吉さんが左手を担当。二人とも、黒子頭巾に黒紋付の着流し姿、足袋まで黒っぽい。 八つ口の開いた特製の着物を着た助六師匠が胡坐をかき、懐手をする。背後で立て膝をした黒子姿のお二人がそれぞれ担当の腕を八つ口から差し入れ、袖から出す。後ろの二人はかなり接近している。仲が良くないとツライな…。 これで、正面から見れば、普通に助六師匠が座っている姿に見える。 が、右手はすらりとしなやか、左手は丸っこくてかわいらしい。 まず、この左右の腕の様子の違いからして可笑しい。 その状態から、お茶を飲んだり、顔を拭いたり、指を使った小噺をやったり、立ち上がって踊ったり、…。
 「右手さん」のいたずら小僧っぷりと、「左手さん」のわざとぞんざいにする仕草で、助六師匠を何度も何度も弱らせる。また、その師匠の弱った様子が実にチャーミング。面白かった。助六師匠、ラヴィ〜。
 「人形噺」は珍しい演目のため、次がいつになるのかはわからないけれど、機会があったらまた観たいなぁ。